Excel応用「金型設計で使える」重量計算機の作成方法【初心者向け】

Excel 金型設計 重量計算

さとみ
さとみ
  1. 重量計算の方法はわかったけど毎回電卓使うのが面倒。
  2. Excelで重量計算機を作りたいけどわからない・・・
  3. 単体物だけではなく、総重量も計算したい!

こんな悩みを解決します。

最後まで読んで頂き、実践して、ここへ来なくなった頃には、

あなたはスキルアップしている事でしょう。

もし、サクッと計算だけしたい場合は・・・

WEB計算機「プレートの重量計算」は体積×比重で求めることができます

⇧こちらにWEB計算機も用意してありますので、どうぞご利用下さい。

さて、この記事の題目は

Excel応用「金型設計」で使える重量計算機の作成方法【初心者向け】

アメビン
アメビン

このサイトを運営している私は、

製造業での設計歴20年以上のエンジニアです。

Excelを使って業務効率化もしています。

「Excel」って便利ですよね!

パソコンをお使いの方は誰でも知ってるでしょう。

私も20年程前に友人の自作パソコンに出会い、

それから仕事でも自宅でも使用しています。

現在は射出成型用の金型設計という

業務をやらせて頂いておりますが

設計には必ず計算という作業がありますね!

丁度パソコンを使うようになった約20年前を思い返すと、

社会人になったばかりで、当時は計算式を覚えて計算機使っていた時代です。

そんな時代に時間短縮をしようと、Excelで計算機を作って使っていたのですが、

「使うなとは言わないが、計算方法が覚えられないだろう」

と言われた事がありました・・・

昔も、今も、人と違った事をすると必ず批判されますね(笑)

覚える・覚えないって言いたい事はわかりますが、そんな事より

「同じ計算式なのになぜ、毎回同じ作業をするのかな?」

という疑問の方が強くて、作って、改良して、組合わせて

そんな事を繰り返してきました。

これから紹介させて頂くのは、

もう知ってるよ!っていう方が大半かと思いますが、

どこかで初心者の方のお役に立てればいいな・・・と

私の復習も兼ねて一からExcel計算機作る作業となります。

使えそうなところはどんどん真似して下さいね(*^▽^*)

重量計算機の作成

記憶が定かではありませんが、

最初に覚えたであろう計算が、「重量計算」だった気がします。

当たり前ですが、物体の大きさと素材によって重さは変わります。

大きいから重い、小さいから軽い、鉄は重い、プラスチックは軽い

現在の仕事をするまで、この当たり前な事を、

計算で表すなんて考えてもいませんでした。

大きさについては「体積」という認識があるかもしれませんが、

素材ってどう表すの?って話ですね。

これは「比重」っていいます。

比べる、重さ、って事で、

一体何と比べてるかって事を知りたい方は、

話が長くなりますので、ここでは説明はしません。

調べてみてください!

面白いですよ、難しいけど・・・(;´∀`)

前編-1限目:体積と比重

それでは計算機作成の準備を始めます。

まずは必要な情報として、計算式の確認です。

重量の計算方法は「体積 × 比重」ですが

今度は単位というものが絡んできます。

体積について調べてみると㎥だったり、

c㎥だったりで、ほんとややこしい!

学が無い私はここでつまずいていた様な気もします(;´∀`)

業界的にはmmが主流なので、m㎥で後ほど取扱いします。

体積と単位の詳しい事につきましては、

話が長くなりますので、ここでは説明はしません。

調べてみてください!

さて比重についてですが、素材がの場合は「7.8*」となります。

ここで検索して調べて頂くと・・・

縦1cm、横1cm、高さ1cm(1㎤)の時に約7.8*gとか

縦1m、横1m、高さ1m(1㎥)の時に約7.8*t

といった説明があると思います。

お解りかと思いますが、単位が違うだけで同じす。

また、7.8*と書きましたが、

単純に「鉄の比重」とか「比重一覧」検索して調べると、

「7.8」「7.85」「7.87」等、色々な数値が出てきます。

よほどの大きさでも無い限りそこまで差は出ませんので、

この後は「7.87」で取扱いさせて頂きます。

ただし一般鋼材の話であり、鉄にも種類がある事と、

アルミや銅になった場合は、当然違いますので注意して下さい!

私は、過去にアルミなのに何も考えないでいつもの計算して、

重量が全然違っていたなんて事がありました。

あえて回りくどい説明させて頂きました。

素材が何であるかも気にして下さいね(; ・д・´)

前編-2限目:単位換算と計算式

少し脱線しましたが(-。-)y-゜゜゜

縦1cm、横1cm、高さ1cm(1㎤)の時に約7.87g

という比重の説明がありましたが、業界風に単位を置換えて考えます。

1㎤1000m㎥ なので、1m㎥ = 1 / 1000㎤ と考えます。

1kg1000gなので、約7.87g = 約7.87 / 1000kg と考えます。

これを計算式として考えると・・・

縦mm × 横mm × 高さmm / 1000 × 約7.87 / 1000 = 重量(kg)

という事になります。

ホント単位換算は混乱しますね・・・

適度に休憩しましょう ^^) _旦~~

前編-3限目:エクセルに入力しよう

計算式を考えたら、「Excel」で表現していきます(・ω・)ノ

今回は、縦をX、横をY、高さをZとします。

上図の左右どちらかの方向でセルに入力します。

エクセル 入力 エクセル 入力

配置方法については縦方向でも横方向でもお好みで良いと思います!

又、入力したセル同士が必ず隣になくてはならないという事もありません。

※この後は縦方向での作成となります。

サイズの次に材料、比重、重量をセルに入力します。

エクセル 入力

今回は材料を鋼鉄、比重を7.87とし、

重量のところで計算式を入力します。

エクセルではセル内の最初の文字に、

半角で「=」を入力すると、計算式として扱われます。

そして、他のセルに入力された値を利用したい場合は、

そのセルの番地を直接入力するか、セル枠をクリックします。

作業手順は・・・

①「=」を入力

②「B1」(Xの右のセル)をクリック

③「*」を入力

④「B2」(Yの右のセル)をクリック

⑤「*」を入力

⑥「B3」(Zの右のセル)をクリック

⑦「/1000*」を入力

⑧「B5」(比重の右のセル)をクリック

⑨「/1000」を入力して「Enter」

エクセル 入力

結果この様になりますが、セルには数値のみが入っていて

これでは単位がわかりませんね(@_@)

エクセル 入力

とりあえず隣のセルに単位でもいれておきましょうか。

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