- 人数の合計表を作ったが計算されない。
- 数値を入力したら自動的に単位が入るようにしたい。
- 他の表示形式についても知りたい。
こんな悩みを解決します。
最後まで読んで頂き、実践して、ここへ来なくなった頃には、
あなたはスキルアップしている事でしょう。
さて、この記事の題目は
このサイトを運営している私は、
製造業での設計歴20年以上のエンジニアです。
Excelを使って業務効率化もしています。
「セルの書式設定」表示形式のユーザー設定 って何?
セルに入力されるものは、数、日付、文字・・・その他、様々あり
「セルの書式設定」では、セルごとの表示方法にルールを設定する事ができます。
その機能の一つに表示形式、分類の中にユーザー定義があり
自分で好きなルールーを設定をする事が出来ます。
今回は、この機能をご紹介させて頂きます。
1限目「セルの書式設定」:間違い探し
今回は、人数の合計を例題に以下の表で解説させて頂きます。
ここでは範囲の合計「SUM」の関数式を使用していますが
結果が0と表示されています。
式は問題ありませんし、何がおかしかったのでしょうか?
その原因は、セルC3~C7セルの中が「*人」という入力がされた事で
Excelは数ではなく、文字という判定をしてしまったからです。
数が含まれていないという判定ですから
「SUM」の関数を使っても「0」と答えてしまうわけです。
又、セルC3~C7は左詰め、セルC8は右詰めで表示されていますが
これは、Excelが数と判定した場合は右詰め表示
文字と判定した場合は左詰め表示する仕様となっているからです。
セルの状態が視覚的にわかるので、覚えておきましょう。
2限目「セルの書式設定」:設定方法
問題点の理解ができたら、次は「セルの書式設定」の設定方法についてです。
今回は、セルC3~C8を数として扱い、表示は「*人」とさせたいわけですから
表示形式を「数+文字」にする事をイメージしておいて下さい。
それでは、操作方法です。
セルをドラッグで範囲選択します。
範囲選択した枠内で右クリックをすると、メニューが出てくるので
その中の「セルの書式設定」をクリックします。
入力フォームが出てきたら、表示形式タブの分類にあるユーザー定義を選択します。
沢山ありますが、ここではG/標準を使用しますので選択して下さい。
そして、G/標準の右側に「“人”」を追記します。
「“」は(ダブルクォーテーション)と呼びます。
表示させたい文字の両端には、これを入力する事がルールです。
入力が終わったら「OK」を選択して下さい。
セルC8だけが「0人」と変化しました。
文字の判定となっているセルC3~C7は、数だけに修正します。
Excelの判定が数になる事で、聞いた人数の合計が「45人」と表示される様になりました。
そして、セルC3~C7の表示は「数+人」となり、問題が解決しました。
3限目「セルの書式設定」:基本の分類も覚えよう
基本となる分類「標準」~「その他」の説明を簡単にさせて頂きます。
対象セルを選択し、実際入力された内容に対し、サンプルを表示してくれます。
ほんの一部ですが、入力内容とサンプルの一覧となります。
説明も表示されますので、色々と試して覚えていきましょう。
4限目「セルの書式設定」:ユーザー定義の記号
他のユーザー定義の種類についての説明を簡単にさせて頂きます。
今回のG/標準”文字”の様に、文字を付け加える方法の他に
書式記号というものを使って設定する方法があります。
以下は「時」に関連する入力例と、記号一覧早見表となります。
入力した文字のセルに書式設定のユーザー定義で形式を入力し
赤文字にした記号の数を、記号一覧早見表から判定して
その結果として実際の表示となるイメージです。
「m」は月と分で被っている為、単独で使用すると月と判定します。
又、時を表す記号の他には「AM」「PM」等もあります。
この他にも、数値の桁に関する記号として「0」「#」「?」や
「[色]」で文字の色を指定する事も出来ます。
「実際の表示⇒⇒⇒⇒⇒⇒」も、実は「@*⇒」のユーザー定義を使い
「文字」+「⇒」をセルサイズの最大まで表示するという設定にしています。
仕事で培った範囲でのご紹介しか出来ませんが
実際はまだまだ色々あって奥深いので、調べて覚えていきましょう。
Excel機能「セルの書式設定」まとめ
今回はユーザー定義でG/標準を使う例を紹介させて頂きましたが
「数+人」の様に、数と単位を組合せて使う機会とても多いですが
もし、設定が面倒って方は・・・
この様に、数と人を入力するセルを別にすれば、そもそも設定は不要となります。
しかし、日付を例とした場合「*年*月*日」で、セルが6個必要となる為
レイアウト変更する際に、沢山のセルを操作するので、結果的に手間が増えます。
やはり同一セルで単位の表示も扱う事が出来るという事が、一番の利点ではないでしょうか。
セルが少なければ見た目もスッキリするから
どんどん活用していこう!
上手に設定して使えば、入力作業も楽になりそう。
色々試してみよう~ありがとう!
これで悩みが解決し、一つ成長しました。
最後までご観覧頂きありがとうございました!
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