Excel関数「IF」結果に応じて指定された値を返す【使用例3ステップ】

Excel IF

 

みおちゃん
みおちゃん
  1. もし~だったら○○と表示する事はできないのかな?
  2. IF関数で出来そうだけど、使い方がよくわからない。
  3. 他の関数も組み合わせた方法を知りたい!

こんな悩みを解決します。

最後まで読んで頂き、実践して、ここへ来なくなった頃には、

あなたはスキルアップしている事でしょう。

さて、この記事の題目は

Excel 関数「IF」結果に応じて指定された値を返す【使用例3ステップ】
アメビン
アメビン

このサイトを運営している私は、

製造業での設計歴20年以上のエンジニアです。

Excelを使って業務効率化もしています。

Excel 関数「IF」って何?

 

結果に応じて指定された値を返す場合は

IF関数」を使用します。

式の書き方は「=IF(論理式,[値が真の場合],[値が偽の場合])」となります。

 

要するに

「もし~だったら、○○と表示し、違っていたら△△と表示」

という事を実現する関数となっております。

もし~なのでその名の通りIF」という関数名になっています。

 

早速ですが、使い方を紹介させて頂きます!

1限目「IF」の使い方:作成プロセス

 

IF関数」は何かの結果に対して使用する関数なので

今回のおやつ計算機を例として、作成プロセスを説明させて頂きます。

まずは、表のレイアウトと各セルの設定をしていきます。

Excel IF

今回はシンプルに、計算していく順番に並べました

上から商品名、値段、小計、消費税、合計の順に計算し

最後に予算内であるかを判定して「」か「」で表示させます。

 

Excel IF

*円」と表示させるセルには「セルの書式設定」を使用します。

参考記事→Excel セルの書式設定 ユーザー定義

ここで注意ですが、ユーザー定義の種類に「G/標準”円”」と入力してしまうと

小数点以下も表示してしまいますので「0″円”」と入力して下さい。

これで整数の表示となります。

 

Excel IF

小計の項目には、商品の値段の合計を表示させる為「SUM」を使用します。

参考記事→Excel SUM

計算する範囲は商品の数に応じて調整して下さい。

 

Excel IF

消費税を「*%」と表示させる為「セルの書式設定」を使用します。

参考記事→Excel セルの書式設定 ユーザー定義

消費税に小数点以下を使う事はないかと思いますが、一応対応出来る様に

ユーザー定義の種類には「G/標準”円”」と入力しておきます。

 

Excel IF

合計の計算は小計の「80円」+「80円の10%=8円」となります。

10%」は「100分の10」ですから、「10/100」と置き換え

セル名に当てはめて式を作成すると「=C9+C9*C10/100」となるので

これを入力した計算結果として「88円」と表示されます。

 

以上で「IF関数」を使う準備が出来ました。

 

2限目「IF」の使い方②:式の書き方

 

ようやく本題の「IF関数」ですが、まずは「=IF(」までを入力し

理論式~であればの部分を考えます。

Excel IF

今回の場合は、合計「88円」が予算の「100円」より小さければを表す為に

数値の大小の比較をする記号として「<」(小なり)を使用しますが

<」は未満という意味である為、予算の「100円」が含まれなくなってしまうので

+1」をして「101円」と比較させます。

理論式の終わりには「,」(カンマ)を入力するのがルールとなっているので

ここまでをセル名に当てはめて式を作成すると「=IF(C11<C13+1,」となります。

 

次に、であればどうするかを入力しますが、今回は「」という文字を表示さる為

文字を表示する際のルールである「」(ダブルクォーテーション)で挟んで下さい。

こちらも、終わりには「,」(カンマ)を入力するのがルールとなっているので

ここまでをセル名に当てはめて式を作成すると「=IF(C11<C13+1,”“,」となります。

 

最後に、でなければどうするかを入力しますが、今回は「」という文字を表示さる為

文字を表示する際のルールである「」(ダブルクォーテーション)で挟んで下さい。

最後は「)」を入力するのがルールとなっているので、ここまで入力して完成です。

式は「=IF(C11<C13+1,”“,”“)」となります。

 

3限目「IF」の使い方③:補足

 

比較の記号についてですが、他にも色々あります。

=」等しい、「<>」等しくない

<」小なり、「>」大なり

<=」以下、「>=」以上

又、条件も

AND」すべての条件を満たす、「OR」どちらかの条件を満たす

NOT」条件を満たさない

等・・・

 

さらに「=IF(論理式,[値が真の場合],[値が偽の場合])」であるこの式の

[値が真の場合][値が偽の場合]IF関数関数を組込む事も可能です。

式の書き方例としては「=IF(論理式1,”◯”,IF(論理式2,”△”,”×”))

言葉で表現すると・・・

もし理論式1の条件に該当したら「◯」

そうでない場合、もし理論式2の条件に該当したら「△」

そうでない場合は「✕」

非常にややこしいですね。。。

 

ところで、数値の大小の比較をする記号について

もしかしたら「+1」をしないで「<=」でも良いのでは?と思ったかもしれません。

Excel IF

しかし、商品の金額を変えて式に「<=」を使ったら「」となる場合がございます。

この謎は、合計の部分を小数点以下1桁表示にすると解ります。

表示を整数で表示しただけであって、実際は「100.1円」となっている為

」と表示されてしまうという事でした。

こちらの対応方法として

ROUND」四捨五入、「ROUNDDOWN」切り捨て

の関数を使用して、数値そのものを変更する方法もあります。

 

関数の組合せはご本人のスキル状況によって変わりますが

また良い使用例があれば、お伝えできたらと思います。

Excel 関数「IF」まとめ

IF関数」を使う事で、人が結果を見て判定していた事を

Excelさんが代わりに判定する、という仕組みを作る事が出来ます。

例えば、商品スペックの一覧表があって、基準値に対して全て適切であるかを

一瞬で判定する事が出来るので、確認作業の自動化に繋がるのでしょう。

 

自動的に判定してくれるので
ミスもなくなるね

すぐ判定できるから、おやつの組合せも色々試せて
便利だね~ありがとう!

これで悩みが解決し、一つ成長しました。

最後までご観覧頂きありがとうございました!

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