Excel関数「ISERROR・IFERROR」セルの内容がエラーの場合にTRUEを返す

Excel ISERROR IFERROR

みおちゃん
みおちゃん
  1. セルがエラー表示されているけど何なのかな・・・
  2. エラーを非表示にする方法はあるのかな?
  3. 具体的な使用例で知りたい!

こんな悩みを解決します。

最後まで読んで頂き、実践して、ここへ来なくなった頃には、

あなたはスキルアップしている事でしょう。

さて、この記事の題目は

Excel 関数「IF」結果に応じて指定された値を返す【使用例3ステップ】
アメビン
アメビン

このサイトを運営している私は、

製造業での設計歴20年以上のエンジニアです。

Excelを使って業務効率化もしています。

「ISERROR関数・IFERROR関数」って何?

 

セルの内容がエラー値の場合に、TRUEを返す場合は

ISERROR関数」を使用します。

式の書き方は

=ISERROR(テストの対象)

となります。

 

又、似ている関数として

式がエラーの場合は、エラーの場合の値を返す。エラーでない場合は、式の値自体を返す場合は

IFERROR関数」を使用します。

式の書き方は

=IFERROR(値,エラーの場合の値)

となります。

 

早速ですが、使い方を紹介させて頂きます!

 

 

1時限目「エラー」とは何なのか?

 

数式が成立していない、無効な参照である等の不具合がある場合に

これをエラーとして「#~」の様な表示になる場合があります。

百人一首で使用したコチラ→Excel VLOOKUP

の解説では、番歌の数値を1~100という制限をかけましたが

空白に対しての規制がかかっていません。

Excel ISERROR IFERROR

つまり、空白にする事が可能である為、このセルを空白にしてしまうと

VLOOKUP関数」で参照していた、このセルの入力値が空白となり

参照する条件が無くなってしまう為、#N/Aというエラーが表示されてしまいます。

 

この他にもあるエラーについては割愛しますが

エラーの場合には、セルの左に!マークで黄色い標識の様なアイコンが表示されますので

Excel ISERROR IFERROR

これをクリックして、このエラーに関するヘルプで内容を確認する事が可能なので

修正出来る様にしておきましょう。

 

2時限目「ISERROR関数・IFERROR関数」使用上の注意

 

なぜISERROR関数」と「IFERROR関数」は

微妙な違いなのに、2つ存在するのでしょうか?

それは「ISERROR関数」はExcelのバージョンが2003以前の関数で

IFERROR関数」はExcelのバージョンが2007以降の関数という事であるからです。

 

という事はISERROR関数」を使っている場合は

Excelのバージョンは気にせず使用可能でありますが

IFERROR関数」を使っている場合は

パソコンにインストールされたExcelのバージョンが

2003以前の場合には機能しないという事になります。

 

ちなみに私の職場では、Excelのバージョンが混在している為

ISERROR関数」を使って関数式を作っていますが

Excelのバージョンを考慮の上、どちらの関数を使用するか決めましょう。

 

3時限目「ISERROR関数」使い方:式の書き方

 

では「ISERROR関数関数の式の書き方について

Excel ISERROR IFERROR

百人一首のエラーを例にしますが、この式を言葉で表現してみます。

もし、VLOOKUP関数の式がエラーであれば空白

そうでなければ、VLOOKUP関数の式の結果を表示。

という事で、もし~なのでIF関数」と組合せる方法を考える事が出来ます。

 

これを関数式に置き換えます。

=IF(ISERROR(」までを入力し、次の(テストの対象)となる

VLOOKUP関数」の式が、エラーであるか、つまり「=TRUE」であるかを判定する式として

=IF(ISERROR(VLOOKUP($B2,’DB1′!$A$3:$E$102,’DB1′!B$1,0)=TRUE)」となります。

Excel ISERROR IFERROR

(テストの対象)を括ったら「,」(カンマ)で区切り=TRUE」であれば空白を返す為に

=IF(ISERROR(VLOOKUP($B2,’DB1′!$A$3:$E$102,’DB1′!B$1,0)=TRUE),””

さらに「,」(カンマ)で区切り、そうでなければVLOOKUP関数」の式の結果を返す為に

=IF(ISERROR(VLOOKUP($B2,’DB1′!$A$3:$E$102,’DB1′!B$1,0)

=TRUE),””,VLOOKUP($B2,’DB1′!$A$3:$E$102,’DB1′!B$1,0))

と入力して、式は完成です。

セルの表示は、エラーが=TRUE」判定なので空白になりました。

 

百人一首の例では、式が非常に長くなってしまいましたが

=IF(ISERROR(テストの対象)=TRUE),””,(テストの対象)

という形を覚えておけば(テストの対象)を差替えするだけで流用可能です。

 

4時限目「IFERROR関数」使い方:式の書き方

 

次に「IFERROR関数関数の式の書き方について

ISERROR関数」の様な、もし~という式の考えではなく

通常の値エラーの場合の値を書くだけです。

=IFERROR(」までを入力し、次に通常の値となるVLOOKUP関数」を入力して

=IFERROR(VLOOKUP($B2,’DB1′!$A$3:$E$102,’DB1′!B$1,0)」となります。

Excel ISERROR IFERROR

,」(カンマ)で区切り、次はエラーの場合の値となる空白を返す為「,””)」を追記し

=IFERROR(VLOOKUP($B2,’DB1′!$A$3:$E$102,’DB1′!B$1,0),””)

となり、以上で式の完成です。

ISERROR関数」よりもシンプルですね!

 

セルのコピー貼り付けを想定して「$」を組込んでいるので

どちらの関数式の作り方でも、一気にコピー&貼り付けをすれば完成となります。

Excel ISERROR IFERROR

番歌を全て空白にしたら、詠み人、歌、歌(読み)は全て空白になりました。

 

Excel関数「ISERROR関数・IFERROR関数」まとめ

 

ISERROR関数」や「ISERROR関数」を使う事で

エラー時の表示を制御する事が可能となります。

個人的には、式が長く、Excelのバージョンで使える使えないがあるので

使わないのが望ましいですが、どうしてもという場合に、思い出して頂ければ幸いです。

 

エラー表示だらけじゃ見栄えも良くないから使ってみて!

実際のところ、エラーのままでも使えるけど
この方法でやってみるね。
ありがとう!

これで悩みが解決し、一つ成長しました。

最後までご観覧頂きありがとうございました!

 

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