天気と気温をまとめているの
晴れの日が何日あったとか数えてくれたり出来ない?
条件が一致したセルの数を調べるって事だね
それなら「COUNTIF関数」で出来るよ!
どうも!アメビンです。
今日も娘がExcelについて悩んでいる様子です。
Excel関数「COUNTIF」って何?
条件に一致するセルの値の合計の値を返す場合は
「COUNTIF」を使用します。
式の書き方は「=COUNTIF(範囲,検索条件)」となります。
早速ですが、使い方を紹介させて頂きます!
1限目「COUNTIF」使い方:表の作成
「COUNTIF」は何かの結果に対して使用する関数なので
今回の天気と気温のをまとめを例として、作成プロセスを説明させて頂きます。
まずは「日時」「曜日」「天気」「最高気温」「最低気温」の一覧表を作成します。
上の赤く囲んだ部分を、下の赤く囲んだ部分で集計します。
項目を「晴れの日」「曇りの日」「雨の日」「雪の日」「最高気温」「最低気温」とします。
「日時」の列については「セルの書式設定」で指定をしていなければ
「20**/*/*」と入力する事で、自動的に「日付」と認識します。
種類を変えたい場合は選択肢の中から選んで下さい。
又「ユーザー定義」でカスタマイズも可能です。
Excel機能について、もっと詳しく知りたい方は
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次に「曜日」の列ですが「日時」のセルの情報を使い
これに「セルの書式設定」をして「曜日」を表示させます。
セル「C3」でセル「B3」の情報を使う為、セル「C3」には「=B3」と入力して
セル「C3」の「セルの書式設定」では「ユーザー定義」の種類で「aaaa」と入力します。
そうする事で、「日時」に対応して「曜日」が表示されます。
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次に「天気」のドロップダウンリストです。
「データーの入力規則」で、入力値の種類を「リスト」にし、元の値に「晴れ,曇り,雨,雪」とします
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次に「最高気温」「最低気温」です。
入力した数値に対して自動的に「℃」が付く設定をするには
「セルの書式設定」の「ユーザー定義」の種類の初期値「G/標準」の後ろに「“℃”」を追記します。
よって「G/標準“℃”」となります。
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下の集計部分にも細工します。
天気の部分は「セルの書式設定」の「ユーザー定義」の種類「@”の日”」とします。
「@」は入力された文字を意味し、その後ろに「の日」と付く様になります。
「最高気温」は入力された数値に対して後ろに追記するので「G/標準“℃以上の日”」
「最低気温」も同様に「G/標準“℃以下の日”」となります。
なぜこれらをやるのかは、後程理解して頂けると思います。
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右の日数を表示するセルは「G/標準“日”」を設定して下さい。
以上で「COUNTIF」を使う準備が出来ました。
2限目「COUNTIF」使い方:式の書き方
ようやく本題の「COUNTIF」ですが、まずは「=COUNTIF(」までを入力し
「天気」が入力されている「範囲」を指定します。
範囲の終わりには「,」(カンマ)を入力するのがルールとなっているので
ここまでをセル名に当てはめて式を作成すると「=COUNTIF(D3:D16,」となります。
次に「検索条件」ですが、先程の「セルの書式設定」の「ユーザー定義」の種類で
「@”の日”」を設定したセルを指定します。
表示は「晴れの日」となっていますが、関数式の中では入力されている
数字や文字そのものを判定する様になっていますので「の日」は無視され
実際に入力した「晴れ」が「検索条件」となります。
最後は「)」を入力するのがルールとなっているので、ここまで入力して完成です。
ここまでをセル名に当てはめて式を作成すると「=COUNTIF(D3:D16,C19)」となります。
ご存じの方もいるかと思いますが「検索条件」には直接検索する数値や文字を入力する他に
セルを指定する方法もあり、今回はこちらを採用しています。
もし、直接入力するのであれば「=COUNTIF(D3:D16,“晴れ”)」となります。
その下にある「曇りの日」「雨の日」「雪の日」も同様に作業します。
※コピー&ペーストする場合は注意点があるので後程、補足の説明をさせて頂きます。
次に「最高気温」ですが「天気」と同様に「最高気温」の「範囲」を指定します。
ここまでをセル名に当てはめて式を作成すると「=COUNTIF(E3:E16,」となります。
次の「検索条件」ですが、範囲内の数値と「セルの書式設定」の「ユーザー定義」の種類で
「G/標準“℃以上の日”」を設定したセルの数値を比較する関数式を入力しますが
ここでは「≧」大なりイコールを使用して「範囲の数値 ≧ 15」をイメージして下さい。
「≧」大なりイコールは、Excelさんは「>=」と入力しないと認識しないので修正します。
「>=」は文字記号なので、数値である「15」と組合せる為に
文字を表示する際のルールである「“」(ダブルクォーテーション)で挟み「&」で結合します。
こうする事で、範囲の数値が15以下になっているセルの個数をカウントしてくれます。
式は「=COUNTIF(E3:E16,”>=”&D23)」となります。
最後の「最低気温」も「最高気温」と同様に「範囲」を指定します。
ここまでをセル名に当てはめて式を作成すると「=COUNTIF(F3:F16,」となります。
次の「検索条件」ですが「最高気温」と同様です。
「≦」小なりイコールを使用して「範囲の数値 ≦ 5」をイメージして下さい。
「≦」小なりイコールも、Excelさんは「<=」と入力しないと認識しないので修正します。
こうする事で、範囲の数値が5以上になっているセルの個数をカウントしてくれます。
式は「=COUNTIF(F3:F16,”<=”&D24)」となります。
それでは、正しく機能しているか確認してみしょう。
集計結果のセルと該当するセルを同じく色分けをしてみると
数が一致している事が確認できましたね。
以上で、完成となります。
3限目「COUNTIF」使い方:補足
コピー&ペーストする場合の注意点ですが
貼付け元から、貼り付け先のセル移動量が
関数式で指定した、セルやセル範囲に影響してしまう事です。
検索条件のセルは良いのですが、範囲が移動してしまうのは困りますね・・・
そこで、セルのアドレスを固定する技を使います。
関数式で入力したセル名の固定させたい列(縦)と
行(横)の前に「$」を挿入します
式は「=COUNTIF($D$3:$D$16,C19)」となります。
修正後にセルをコピー&ペーストすると
検索条件のセルは移動し、範囲指定したセルは移動しませんでした。
ちなみに「$」を付加する部分は行だけ、列だけというのも可能です。
役に立つ場面が今後も出てくると思うので、覚えておきましょう。
Excel関数「COUNTIF」まとめ
「COUNTIF」を使う事で、人が条件に一致した部分を調べて数えていた事を
Excelさんが代わりに検索して、数える仕組みを作る事が出来るので、作業効率が上がります。
これで結果の仕分けが簡単になったね!
検索条件を色々考えて
オリジナルの集計表作ってみるよ
ありがとう!
これで悩みが解決し、一つ成長しました。
最後までご観覧頂きありがとうございました!
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