グレシャムの法則 悪貨は良貨を駆逐する:やさしいビジネス解説

グレシャムの法則

 

会社の経営方針で新しいソフトを導入する事になって
上司がそのソフトがよくわからないので、私が講習に行ったんですけど

立上げ作業には時間が必要なのに通常の業務を渡される様になりました

良くなるように頑張っているのに、それをは辛い事だよね
「グレシャムの法則」という現象なんだよ

 

どうも!アメビンです。

若手社会人が仕事で悩んでいる様子です。

 

「グレシャムの法則」って何?

「グレシャムの法則」とはその名の通り、イギリスのグレシャムという方が

「悪貨は良貨を駆逐する」を提唱した事で知られています。

簡単に言うと、「悪い方が選ばれ、良い方が選ばれない」という事ですが

こちらの企業の例でいうと「悪貨=現状維持」「良貨=意味のある変化」

という事でイメージしやすくなると思います。

 

それでは、解いていきましょう。

※これは個人の見解です。


 

「グレシャムの法則」環境の確認

業務のプロセスが10年、それ以上変わっていない状況は要注意。

人が経験を積んで効率的に仕事が出来る様になる

「経験曲線効果」にも限界があると思います。

 

スポーツで例えると、男子100メートル競走の世界新記録保持者

私の知っているランナーでは

1988年、カール・ルイスさんの「9秒92」

2009年、ウサイン・ボルトさんの「9秒58」

 

世界の超人が「走る」というプロセスを21年かけて縮めたのが「0.34秒」

同じ「業務」というプロセスで何年もかけて0.*秒を競うのでしょうか?

企業がこれを続けていては、継続不可能と思いませんか?

ここで企業がすべき事は、戦略的に変革をする事となります。

 

しかし、日本は年功序列によって

ある程度の年齢と役職のポジションにいる上司によっては

「現状維持して、いい給料」という状況が一番楽なわけです。

そして、必死でポジションをキープしているわけです。

皆の前で「現状維持のままではいけません!」と言いながら

自分は変化したくない、こんな上司いますよね?

 

「グレシャムの法則」解決への行動

さて、問題を解決するにはどうしたら良いのでしょうか?

 

・必要性の認識

あなたは講習で技術を学んで、必要性を認識しましたが

他の人は必要性を認識していません。

認識をさせる為には、日常業務では知りえない競合の技術の状況等の

「リッチな情報」により必要性を認識してもらう必要があります。

 

・変革案

必要性を認識したのであれば

どんな方法で進めていくかという「変革案」を考えます。

ここでは個人で考えずに、色々な人から知恵を借りて

裏付けしておくのが有効です。

 

・実施

変革案を実施するところまできました。

しかし、人が多くなればなる程に意見の食い違う

いわゆる「コンフリクト」が発生する事があります。

ここで重要なのは、変革案を組織に植え付けながら

「コンフリクト」も解消していくという

「制度的リーダーシップ」が必要となります。

 

「皆で興味を持ち、皆で作戦を練り、皆で成功に導く」

これが組織文化にとっては理想的な流れだと思います。

 

「グレシャムの法則」悩まない

経営者が設備投資をするとするという事は

同じ業界で結果が出ているからではないでしょうか?

しかし、どんな提案をしても却下されたり

うやむやにされてしまうという事になるのであれば

結局のところ「組織ではこの技術は取り扱えないレベル」なのです。

ここで、出来るまで努力するか、諦めるかの分かれ道となります。

 

もし、「現状維持」を選択したのであれば

外部環境は日々進化しているのですから「衰退」を意味します。

こんな事も気が付かないで、組織が今後もこれを続ける気であれば

その職場から離れる選択も必要になります。

 

又、この様な戦略的な意思決定をするのは

経営者、管理者の仕事ですから、あなたは悪くありません。

消耗しない様に、良い答えを導き出してください。

自分を大事に!

 

「グレシャムの法則」まとめ

・環境の確認

・解決への行動

・悩まない

「あ、このパターンはグレシャムの法則だな。」程度に思って

自分に合った解決方法を模索してみましょう。

 

歴史的な事だからあまり気にする事は無いよ!
解決方法が見つかるといいね。

あるあるなんですね~気が楽になりました。
これから解決方法を模索してみます。
ありがとうございました!

これで悩みが解決し、一つ成長しました。

最後までご観覧頂きありがとうございました!


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